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human made of

おじさんもな、若いころは藤原基央になりたかったんだ

インターネットのこと

今となってはあまり信じてもらえそうにない話ではあるんですが、数年前まで、僕はインターネットリテラシーが同世代よりも乏しい側の人間だったと思います。

mixifacebookも誘われるまではじめなかったし、twitterも2009年までその存在を知りませんでした。(大学生の頃はエッチなサイトの架空請求の画面が表示されただけでビビり倒すくらいリテラシーがなかったです・・・。)。

 

twitterはなんのきっかけか、たぶん当時一緒に働いていた上司が仕事の情報収集のために使っていて、「ぉぉ社会人たるもの、クライアントの情報とあればweb上の情報も集めるべきなのか...」とインスパイアされ、はじめたのだと記憶しています(今はそういう意図がフォロー欄から漂うと問題なので、すべて外しましたが)。

 

仕事についていくのも精一杯で、twitterの使い方も定まらず、はじめ4年くらいは本名でやっていました。今も別に過去の履歴を消したりは特にしていないので探せば出ていると思います。

基本的には日々の仕事で学んだ教訓や、世間で話題になっている事件の感想をツイートする他、たまたまアカウントを見つけた旧友とやり取りをするくらいの用途で使っていました。

その当時、いわゆるα(アルファ)と呼ばれる特定ユーザーがいることは知りませんでした。

 

先日、悲しい事件がトリガーになって、更新停止を宣言し、姿をwebから消されてしまったみつばさんは、僕がはじめて認識し、フォローした最初のαツイッタラーだったんじゃないかと思います。彼の書いた、ブランキー・ジェット・シティについてのツイートが誰かのRTで流れてきたのがきっかけでした。

 

ブランキー・ジェット・シティは、アラサーの人間でバンド音楽に係っていた人間であれば、その人格や感性の1要素となっている存在かと思います。

自分がかつて映像で見て、美しさと切なさ、衝動、様々なものを覚えたあの頃の彼らを、みつばさんは「最高速度のまま空中分解していく飛行機のよう」と書いていました。

あの瞬間の彼らを、こんなに的確に、具体的に、情景的かつ詩的に切り取れる"一般"の"匿名"のユーザーがいることに僕は純粋に感動しました。

 

その後、twitterを通して出会った友人たちは、趣味・嗜好、嫌いなもののベクトルが自分と近しいし、仕事に対する価値観もまぁまぁ似ている(ここ数年僕は相当突き抜けた環境にいたので、彼らは「違う」といいそうですが・・・。)ため、自然と相互になれた人たちと思っています。

一方で、みつばさんは、自分とはきっと趣味も違うし、仕事に使うエネルギーのかけ方・生き方や哲学、人との線の引き方も全然違うように思うのに、ただ純粋にその文章が好き故にフォローしていた人でした。

そういう存在は本当に限られる数しかいないので、彼の文章が、言葉が、自分の生活の中から永遠に失われてしまったことは悲しい。

1ファンとして、心から寂しい。

 

きっかけになってしまった事件については、たくさん思うところがあるけれど、言葉にするとどうしても野暮ったくなるのでやめました。

 

ただ、インターネットという自由で可能性に溢れた環境・ツールが、人間の良識によって運営され、大きくなり、人を幸せに導くものであってほしいと思います。

 

LOVE & PEACEを。